【DTM】DIYで自宅スタジオ計画①〜設計編〜
どうも!こんにちは!
今回からDIYで自宅スタジオを作った話を紹介していきたいと思います
少し長くなるので何回かに分けてシリーズにします
同じようなことをしたいと思っている人の少しでも参考になればと思いながら書いていきます!
私もずっと憧れていましたが、自宅スタジオって考えないといけないことが多いんですよね
・吸音性
・電源
・空調
・広さ
・予算
基本的にはお金をかければ解決することが多いですが、そこまでお金かけれる人も多くないのではないかなぁと思いますね
『①どこに住むべき?』
『②置ける防音室ってどうなの?』
『③防音の仕組みは?』
『④どれくらいの性能が必要?』
『⑤私の設計紹介』
①どこに住むべき?
今回は、『設計編』ということですが・・・
まず住んでいる場所を確認するのが大切です!
そもそも防音施工されている物件に引越した方がたぶん賢いです!
防音室があるマンションや中古物件で地下室にスタジオがあるとか良いですねぇ
でも、ちょっと高いのがネックですね!
お金持ちしか住めそうにないような感じがします泣
特にフリーランスってローンを組めないことがほとんどですしね・・・
しかもスタジオって楽器や機材とか場所を取るので、結構な広さも必要になるかと思います
あと、外へ音が漏れないということだけでなく、外からの音が入ってこないかも重要ですね
線路の近くで電車の音が入ってくるなどの場合は、防音性能をかなり高くしないといけないでしょうね
②置ける防音室ってどうなの?
ヤマハなどから部屋の中に置ける防音室がありますね!
レンタルもあるので比較的簡単に導入もできそうですが・・・
「狭い」「空調」「音は結構漏れる」ということを覚えておいた方が良いです
・DTMで打ち込みのみとか楽器の練習だけなら良いですが、なかなか狭いです!
・空調はマストです!(特に狭いのですぐ暑くなります)
・「音が漏れる」という表現はおかしいように聞こえるかもしれませんが・・・
そもそもいわゆる「防音」なんてないです
音を減衰させると考えた方が良いです
置く防音室は、防音室と家の壁などで音をだんだん減衰させていくイメージです
なので、リビングとかに防音室を置いた場合だとリビングには音が結構漏れるので注意です
以上のことを理解した上で防音室を導入するのは良いですね!
③そもそも防音の仕組みって?
防音=遮音(内側に反射させるなど)/ 吸音を組み合わせたもの
遮音すると内側に反響してしまう
吸音は、完全に音を吸うわけではなく、外にも漏れてしまう
→ 遮音も吸音も完全にできる材料はなく、性能の違うものを補い合って使って防音します
遮音と吸音を何層にも構成して音を減衰させていきます
防音というのは、遮音と吸音を組み合わせたものと認識した方が良いです
例えば、防音性能(遮音)が良くても部屋の中で反響しすぎる環境は『吸音性能』が足りてないです
ピアノの練習室などで防音室を工事した場合に『外には音は漏れてないが、中の環境はあまり良くない』ということを見かけます
これは、施工会社が音楽をするための良い環境を理解していなかったということも考えられますし、できるだけ予算を低くした場合に優先されるのは『外に音が漏れない』ということもあるでしょうね
あと、覚えておいた方が良いことは『低音ほど防音しにくい』ということです
低音は密度の高い素材や空気層などの厚みが必要です
ウレタンスポンジ、ガラスウール、ロックウールだけではなかなか?ほとんど?低音が遮音できないです
なので、ドラムとかベースの防音は、技術もお金も必要でなかなか難しいですね
④どれくらいの性能が必要か?
・ドラム/ギターアンプ/金管類/グランドピアノなど大きい音を出すか?
・モニタースピーカーをある程度鳴らすくらいなのか?
・深夜に音をどれくらい出すのか?
・家の中に音は漏れても良いのか?
・レコーディングもするのか?
によって必要な性能が変わります
→性能が変われば、予算が変わります!(ここ大事!)
私の場合、DIYでスタジオを作るので「ドラムとかはスタジオ借りよう(そもそも広さ的にムリ)」「家の中にはある程度漏れてもいいや」「レコーディングはしたいので吸音はちゃんとしたい」ということを考えました
あと、↓ のように考えました
・木造一戸建て賃貸で相談しつつリノベーションOKな物件
・現状復帰できるようにしておこう
・完全防音までは必要ないだろう
・近所にいろんなお店もありますが、外に結構音漏れていても大丈夫なんだなぁと感じの立地
・予算は10万円程度で済んだらいいけどなぁって感じ
⑤私の設計紹介
すみません!
汚い手書きの設計図もどきしか書かずにやったので今回は載せるものはないです笑
しかも賃貸なのでネットに間取りとか写真を上げるのもマズイかな・・・
簡単に設計を説明すると
そんなに大きな部屋ではないですが、窓が2つありました
エアコンがあり、これはそのまま使うことにしました
・窓を塞ぐ
・近所の家と隣接している面は厚い12.5mmの石膏ボードで壁をつくる
・周りの4面に遮音シート、吸音材(ロックウール80K,厚さ100mm)を貼り付ける
・天井は、吸音材と遮音シートのみ
・床は、遮音シートとフロアマットとカーペット敷く
ざくっとこんな感じです!
正直な話、やってみた感想としては『引越した方が楽』『お金が余っているなら別にスタジオ借りた方が良い』と思いました
簡単なDIYでしたが、大変でした笑
ただ家で音楽制作できるというのはかなり良かったです!
一回でも近所トラブルになると、音楽を家でやるのは難しいとよく聞くのでね・・・
次回は、『【DTM】DIYで自宅スタジオ計画②〜200V電源にしちゃった編〜』です!
お楽しみに!
【DTM】DIYで自宅スタジオ計画①〜設計編〜
Shinki Takahira
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