音響(PA/SR)関係レコーディング(DTM/DAW)

マイクと口の正しい距離は?〜ライブ/レコーディング〜




【ボーカル編】マイクと口の正しい距離は?〜ライブ/レコーディング〜

どうも!こんにちは!
今回は、『マイクと口の正しい距離』についてまとめていきます

『ライブ』と『レコーディング』でのマイクを想定しますが・・・

 
全然違います!

 

ライブとレコーディングの違い

①マイクが違う
ライブではSM58(ゴッパー)が定番ですよね
ダイナミックマイク』を使います
レコーディングでは、基本的には『コンデンサーマイク』を使いますよね
スタジオでは、NEUMANN ( ノイマン ) / U87Aiが定番でしょうね
でも、ダイナミックマイクをレコーディングで使うこともありますよ

②周辺の音が違う
レコーディングでは、ヘッドホンを使いますね
これは、マイクに歌以外の余計な音が入らないようにするためです
ライブでは、周りでバンドが鳴っていたりしますよね
なので、ある程度は周りの音を入ります
SHURE ( シュアー ) / BETA58Aなどの超単一指向(スーパーカーディオイド)のマイクを使うのは、周りの音を拾いにくくするためもあります



マイクと口の距離について

SM58を口から拳一個分離す』というのが基本だと思います
ノイマンU87なら2つ分くらいですかね(ポップガードがマイクと口の間くらいにある感じ)
マイクに近づくにつれて、低音が大きくなります
これが『近接効果』ですね

大きくなった分、EQでローカットすれば良いということなんですが・・・
離れて録った音と近づいて録ってローカットした音は一緒にはなりません!(ここ大事!)
後でも書きますが、『マイキング(マイクの位置)はアレンジです』
マイクとの距離で録れる音は違います!
では、ライブとレコーディングでの注意点を書いていきます

 
ライブでの注意点

ライブでは、周りからの音がボーカルの声よりも大きいとダメですよね
マイクのボリュームを上げても声が聞こえてきません
なので、ボーカルの後ろがドラムやギターアンプなど音が大きいものがあったり、モニターから爆音で返しているときは注意です!

こういうときは、マイクに近づいてもらうしかないです!

たまに歌声が小さかったり、マイクとの距離が遠いと、ボーカルが聞こえてにくいことがあります
(マイク単体でライブレコーディングしてみると、どれくらいボーカルマイクに音が入っているのかわかりますね)

SM58よりもBETA58の方が周りの音が入りにくいので、マイクを変えて対策するのもアリです!
それとアコースティックな感じなど周りの音が大きくない場合は、マイクから少し離れるとナチュラルな音になることもあります

 
レコーディングでの注意点

まず、部屋がどういう状態かチェックした方が良いですね!
基本的にはレコーディングスタジオであれば、吸音などをしていて嫌な残響音がないです
でも、家で録音するときは、部屋の共鳴音が気になるようであれば、マイクとの距離は近い方が良いです!
いわゆる拳一個分ってやつですね
ボーカルメインな曲が多いので、距離は近い方が良いですが・・・

優しい感じの楽曲?アコースティックな?ヒーリング系?とかだと少しマイクが遠い方が良いことがあります
マイクとの距離が近いと吐息とか歯擦音が入りやすくて、音圧も高めです
オンマイクで優しく歌えるときは、良いですが、たまに声が元気良すぎることもありますし、他の楽器の優しい音に比べて歌が馴染まないことがあります
そういうときは、すこし距離を離れて録った方が良いです
クラシックの声楽の人は、体全身の音を録りたいということでマイクをすごく離したりすることもあります

一つ注意があります!
声量が大きいとマイクの振動板が耐えられないことがあります(マイクによって耐えられる音圧が違います)
そうなると歪んでしまうので、マイクから離れた方が良いですね!

 

距離だけじゃなくて、角度も大事!

あと、口からの距離だけでなくて、角度も大事です
歌うときに体の全体が振動しているので、どこでも録れますが、音が違います
(ミュージカルとかだと頭にピンマイク付けたりもします)
たとえば、マイクを近づけると吐息とかも大きくなりますが、角度をちょっと変えるだけで入りにくくなります
口と鼻の真ん中をまっすぐ狙うとか口の上とか下から斜めから狙うとかで音は変わります!
いろいろ試してみて、自分の求めている音に近づけてみてください

マイキングはアレンジ!

楽器のレコーディングだとエンジニアさんがマイクの位置とか決めますね
エンジニアにとって、「マイク選び」「マイキング、マイクの置き方」は音作りなので、重要です
歌の場合だとマイクとの距離は、歌い手が決めることも多いと思います
なので、歌い手もマイクの使い方を勉強した方が良いと思います
ボーカル録りのときに、曲の部分によってマイクに近づいたり、離れたりで「歌のアレンジ」をしている人もいます

マイクとの距離/角度には、基本的なルールはありますが、あくまで参考だと思います
自分の録りたい音にどうやったら近くのかをいろいろと試してみるのは良いと思います
自分の録りたい音がわからない=曲のアレンジがわかっていないと思います
たぶん、アレンジを理解せずに歌うことはないと思います
何かこんなイメージとかあるはずなので、そのイメージとマイクから出てくる音を比較してみると良いでしょうね!

マイク選びからアレンジだと思うと面白いと思いますよ
例えばですが、同じボーカルでメロディとハモりを録ることもありますが、ハモりのときは距離を遠くすると音も一歩後ろになった感じで良いこともあります
あと、『ボーカルディレクション』を誰かにお願いするというのもおすすめです!



まとめ

今回は、『マイクと口の距離』をまとめました
基本は、『拳一個分』だと思います
(レコーディングではもう少し離れても良いかも)
ライブでは、マイクと近づいて周りの音があまり入らないようにすることが重要です
レコーディングでは、もう少し自由度があります
マイクと近づいた音(オンマイク)とマイクから離れた音(オフマイク)は全然違います
どっちが良いのかは曲のアレンジだと思いますね
耳元でささやいた感じのボーカルが良いとかありますよね
マイクとの距離(マイキング)もアレンジだと思って、試してみてください!

あと、基本的なマイクの種類も覚えておいた方が良いですね!

 

↓ 参考記事

【2018年】オススメのボーカルマイク〜ライブ編〜

【2018年】オススメのボーカルマイク〜レコーディング編〜

 

【ライブでの定番マイク】

SHURE ( シュアー ) / SM58

SHURE ( シュアー ) / BETA58A

 

【レコーディングでの定番マイク】

NEUMANN ( ノイマン ) / U87Ai




【ボーカル編】マイクと口の正しい距離は?〜ライブ/レコーディング〜

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Shinki Takahira

サウンドクリエイター&エンジニア
【Works】 レコーディング / PA・SR / オケ制作 / 作曲 / アレンジ / ギター、ドラム、DTMレッスン

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