アコギのレコーディング①〜マイク?ピックアップ?〜
今回から『アコースティックギター(アコギ)のレコーディング』についての記事を書いていきます!
特に、DTM/宅録をしている人に役に立つ記事になればと思います
アコギの収音方法について
【マイク】
①ピエゾPU
②マグネットPU
③コンデンサーマイク
④ハイブリット(ミックス)
①コンデンサーマイク
→ ラージダイアフラム
→ スモールダイアフラム
②ダイナミック
③リボン
【PU】のコンデンサーマイクと【マイク】のコンデンサーマイクは、内臓のコンデンサーマイクとアコギの外側からのコンデンサーマイクという違いとしておきます
ピックアップでのレコーディング
宅録のときに、エレアコ(ピックアップを付けたアコギ)だと「ライン録り」するという選択もあります
(ライン録り = マイクを使わない録音。ここでは、エレアコにシールドを挿して、ピックアップの音を録音すること)
音が基本的に生音と違い、「アコギらしくない」です
ピエゾ=「ピエゾ!!」って音
マグネット=「エレキのクリーンぽい」の音
この中では、一番アコギらしい音
ギターのボディの中に入っている小型のコンデンサーなので、すごく良い音ではないです。ライブで使うときにハウリやすくなってしまうデメリットもあります
個人的には ↓ のピックアップがオススメ!
すごくマイクで録った感じに近いです
L.R.BAGGS ( エルアールバックス ) / Lyric
何種類かのマイクを混ぜることができる種類もあります
ピエゾとコンデンサーのミックス
L.R.BAGGS ( エルアールバックス ) / Anthem
マグネットとコンデンサーのミックス
FISHMAN ( フィッシュマン ) / Rare Earth Mic Blend Active Soundhole Pickup
「家でマイクを立てれない」
「周りの音が収音されてしまう」
「ライン録りの音が好き」
「最近のライン録りは最強だ!」
という人は、ピックアップでのレコーディングになりますね
マイクでのレコーディング
マイクは、『コンデンサー』『ダイナミック』『リボン』の種類があります
リボンマイクは、『高音が丸くてやさしい音』です
扱いがむずかしかったり、万能マイクというわけではないので、宅録用に買うのはハードルが高いかもしれないです
ダイナミックマイクは、あまり感度やレンジが良くない(コンデンサーに比べて)ですが、バンドの中のアコギのストロークには全然合います!
しかも、自宅で録音するときには、あまり周りの音を拾いすぎないので扱いやすいと思います
あと、なんと言っても『安い!!』
安いので、『2本買ってステレオ(LR,左右)』で録るとクオリティ上がると思います!
オススメはSM57ですね!
BETA57も良いです
コンデンサーマイクは、『ラージダイアフラム』と『スモールダイアフラム』があります
↓ ラージダイアフラム
↓ スモールダイアフラム
「ラージダイアフラム」と「スモールダイアフラム」の音の違いを説明をするのは難しいです
両方とも機種によっても音のキャラクターが違います
個人的な印象だと
ラージの方が「音圧が高い」
スモールの方が「アタックが早い」 という感じです
アコギの箱鳴り感(ボディの鳴り)を録りたいなら「ラージ」
繊細なギターの弾き方を録りたいなら「スモール」
(両方で録って後から決めることもあります)
(上から安い順)
RODE ( ロード ) / NT1-A
AKG ( アーカーゲー ) / C214
LEWITT ( ルウィット ) / LCT 441 FLEX
AKG ( アーカーゲー ) / C414-XLII
(上から安い順)
RODE ( ロード ) / NT5
AKG ( アーカーゲー ) / C451B
マイクの立て方(マイキング)
これは、次回にまとめようと思いますが・・・
マイク1本でのスタンダードな録り方は、『12フレット〜14フレットのあたりにマイクを置いて、サウンドホールに”少し”向ける』でしょう
(わかりにくい図で申し訳ないです)
サウンドホールに近づけすぎると、低音が多すぎてバランスが悪くなります
なので30cmくらい離してみてください
高さは、6弦のバランスが良くなるようにとりあえずは3,4弦の高さに合わせてください
そこから低音が足りなければ高く、高音が欲しければ低くしてみてください
あと、いろんな位置から録音してみてください
ギターによって、マイクによって、弾き方によって、ベストポジションは違うかもしれません
もちろん上手く修正できるかもしれませんが、録音した音が「そのまま使えるかも?」というのが理想です
宅録の音源をミックスだけお願いしますという依頼がありますが、録った音が悪いとどうしようもできませんよ・・・
なので、宅録/DTMのときにレコーディングしたときの素の音を大切にすることがとても大切だと思います!
では、次回『マイクの立て方(マイキング)』です!
(これはすごく難しい内容ですし、ブログでどうやって伝えようか悩んでます・・・)
Shinki Takahira
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