【2018年】オススメのボーカルマイク〜ライブ編〜




【2018年】オススメのボーカルマイク〜ライブ編〜

新しく『おすすめのボーカルマイク〜ライブ編〜』という記事が書いたので、そちらもチェックしてみてください

おすすめのボーカルマイク〜ライブ編〜

今回からマイク特集です!
みなさん、マイマイク持っていますか?
マイマイクは必要なのか?
PAさんが用意してくれるかもしれないですが、あった方が良いのではないか?と思います

マイマイクがあった方が良い理由
①清潔だから
マイクっていろんな人の唾がついていますよね・・・
もう想像しただけでマイマイク以外使えない!笑

②個体差、経年劣化があるから
同じマイクでも年代や製造場所によっても微妙に違います
また、使っていくうちに悪く言うと「劣化」、良く言うと「馴染む」という変化があります

③できるだけ環境に左右されない工夫
ステージ、スピーカー、ミキサー、エンジニアが変わることが多いですが
いろいろなものが変わる中で、できるだけ変えないということも大事ではないでしょうか?
同じマイクで歌うと、自分の声の調子がわかりやすいと思います

しかし、注意点もあります!

マイマイクの注意点
①マイクを変えただけでは、歌は上手にならない
まず、歌を練習することを忘れずに!笑
マイクコレクター、マイクマニアにならないように!笑

②マイマイクの持ち込みを嫌がられることもある
・転換のとき、マイクを差し替える時間が嫌がられるときもあります
(リハの時間が十分でなかったり、音響スタッフが足りないときもあります)
・音響で調整したチューニングと合わなかったり、ハウリングマージン(ハウリングを起こすボリュームまでの余裕)がなくなったり・・・
もちろん、余裕があるタイムスケジュールやスタッフだと大丈夫です!

ライブやテレビでは、ほとんど『ワイヤレスマイク』を使っていますよね?

《ワイヤレスマイクが選ばれる理由》
①自由に動けて「便利」
②ケーブルがなくなって「見た目がキレイ」
(音が良いとは限らない・・・)

 ボーカル用ワイヤレスマイクは、『SHURE(シュアー)』『SENNHEISER(ゼンハイザー)』が多いです!
(最近、ワイヤレスの規格が変わったときに、『SHURE』がかなり増えたと思います)

ワイヤレスマイクを使うときには、自分でほとんど選べないですよね?
ワイヤード(有線)マイクは、種類もメーカーも多くて、選択肢も多いですが・・・
ワイヤレスを使うときのためにも『SHURE』『SENNHEISER』に慣れておいた方が良いのではないかと思います
ということで今回は、『SHURE』『SENNHEISER』のおすすめのマイクを紹介します!

 
SHURE編

SHURE  / SM58

『THE 定番』と言った感じです!
ゴッパー」「ゴッパチ」とも呼ばれています(この呼び方知ってるとやるな!ってなります笑)
とりあえずこれは使いこなせた方が良いですし、ミュージシャンもエンジニアもみんなこれを基準に考えていると思います
音については、高音の角が取れた感じで耳に痛くなく、どんな場所、どんなスピーカーで使っても当たりハズレが少なく扱いやすいですね!
このマイクで『近接効果』に慣れると良いと思います

【近接効果】= マイクと口の距離が近いほど、低音が強くなる
「太い声が欲しいときには、マイクを少し近づける」
「高音で大きい声を出すときは、マイクを少し離す」というテクニックを身につけると良いですね!

SHURE / BETA58A

「ゴッパー」の進化形です!笑
何が違うかというと、「超単一指向(スーパーカーディオイド)」「音圧」「音抜け」です!
「超単一指向」というのは、マイクに向かって狭い範囲の音を収音するということです
良い点は、バンドなどで周りの音が大きくてもボーカルの音だけを特定の範囲の収音できるということ
悪い点は、ボーカルの口とマイクの角度がシビアに影響してしまうことです
「音圧」「音抜け」は、SM58に比べるとゲイン(音量)が大きいですし、高音が強いです
音量が大きいバンドなどでとにかくボーカルを目立たせたいというときには、良いですが、味のある音、暖かい優しい音が欲しいときにはSM58の方が良いかもしれません
なので、BETA58がSM58の進化形と言うと、ゴッパーは必要ないと思ってしまうかもしれませんが、場合によってはSM58の方が良いときもあります

SHURE / BETA87A

もしかすると、テレビでよく見かける有線のマイクかもしれません
実は、これは「コンデンサーマイク」です!
なので、ファンタム電源をミキサーから供給してもらう必要がありますし、取り扱いを注意してください
さすがコンデンサーマイクという感じで、すごく繊細に収音してくれます
高音の抜けが、SM58 < BETA58 < BETA87A という印象です
結構シャリッとした音なので、声量が大きい、子音が強い人には向いていないように個人的に思います

 

SHUREのちょっとオススメ!?編

SHURE / BETA57A

これも使っている人を見たことあるかもしれませんが、相性がかなりハッキリしていて万人向けではないです!
ウィスパーボイス」「優しいハイトーン」などに合いますが・・・
「息が多い歌い方」や「シャウト系」には相性悪いと思います!
(特に吹かれに弱いです)
 
SHURE / KSM8

たぶんSHUREの最新ダイナミックマイクです
音の感じは、マイルドなのにクリアですごく良いと思います!
ただ値段が比較的高いので、ちょっとオススメから外そうかなぁと悩みました・・・
ちょっと上級者向けかな・・・?(値段が)
ただ楽器を買うこと思ったら安いですよ!笑
 
SENNHEISER編

SENNHEISER / e935

SHURE / SM58のSENNHEISER版というスペックですね
こちらの方がブラックで高級感あります
(実際、SM58より価格も少し高級ですが・・・)
肝心の音ですが、こちらの方が低音がスッキリしていてキレがあり、中音の密度が濃い感じもします
低音がスッキリしているということで歌いにくいと感じる人もいますね!

ここらへんは好みでしょうね!

SENNHEISER / e945 

こちらは、『BETA58』に似ているスペックで「超単一指向」です
音の感じは、e935と似た感じですが、高音がより抜けやすく、少しコンプレッション(大きい音が圧縮される)が強い気がします!
超単一指向なので、マイクの持ち方に気をつけないといけないですね
あと、SENNHEISERのマイクは、SHUREより少し重いので、ライブ中にずっと持ち続けるのがキツイということも聞いたことがありますね

SENNHEISER  / e965

SENNHEISERの高級ボーカルマイク
『コンデンサーマイク』なので注意してください
「単一指向」「超単一指向」の切り替えも出来ちゃう!
音については、宅録で使う人もおられるくらい「クリア」ですね!
ただ値段がお高めです・・・
奮発して買うのもアリかな!?


最後に

マイクはボーカルの楽器だと思っても良いでしょうね!

できるだけ試してみて、買った方が良いと思います
ネットでいろんな情報や動画は出てきますが、自分の声にどれが合うのかというのは、試さないとわからないです
もちろん楽器屋に行く時間がもったいない、めんどくさい、マイクの1,2本なんて安いと思う人は、ネットでポチるのもアリでしょう!

↓ マイクの比較のページ

 

次に、マイクの試聴の際に『チェックした方が良い点』を書いておきます!

マイクの試聴のポイント
①周波数特性
低音〜高音まで出してみてチェックする

②マイクとの距離、角度による収音の変化
・マイクに近づいた時に低音が大きくなりすぎないか
・マイクと離れた時に高音がキツくならないか
・どれくらいの角度まで収音してくれるのか

③複数のマイクを比較してみる
マイマイク1本目の人は、SM58を借りて使っていた場合は、SM58と「興味のあるマイク」と比べた方が良いでしょう

最後に『SHURE』の面白い動画があったので、↓ に貼っておきます!
いくら耐久力に自信があるからって・・・

絶対にマネしないでください!
(レンタルマイクでこんなことしたら、怒られますよ笑)




いかがだったでしょうか?
マイマイクを考えてみてはどうでしょうか?

次回は、『ボーカルマイク〜レコーディング編〜』です!
特に宅録、DTMの人にオススメの低価格帯のマイクを紹介する予定です



【2018年】オススメのボーカルマイク〜ライブ編〜

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Shinki Takahira

サウンドクリエイター&エンジニア
【Works】 レコーディング / PA・SR / オケ制作 / 作曲 / アレンジ / ギター、ドラム、DTMレッスン

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