イヤモニ(IEM)って?PSM300レビュー【ミュージシャンも必見!!】




イヤモニって?

「イヤモニ」という言葉は、かなり広まってきていると思いますが・・・

みなさん、知っていますか?

イヤモニ=IEM=In Ear Monitor ということです!

「イヤホンでモニター」するということです
もしくは、イヤモニ用のイヤホンのこともイヤモニって呼んでますね

イヤー(耳)でモニター(聞く)するということではないです笑
※モニターというのは、音を聞くことです
(ミュージシャンが演奏のために、エンジニアがチェックするために)

イヤモニのメリットは?

音の整理ができる

まず、中音の整理ができます
ライブのときに、モニタースピーカーの数や音源が多くなると、

→お互いのモニター音が干渉する
→みんなが聴こえにくくなる
どんどんボリュームを上がっていく
ステージの音(中音)がお客さんの聞く外音に混ざる
(音の反射があるので、ズレた音がまざって、ぼやける)

【イヤモニを導入すると】

→モニタースピーカーのボリュームが下げれる
→音の干渉が少なくなる
全体の音がクリアになる

オマケに
・ハウリにくくなる!
・同期系の音楽が出来ちゃう!!
・メトロノームなどを聞きながら演奏できちゃう!!(お客さんに聞かせたくない音をイヤモニだけに出せる)
・機材が減る!(モニタースピーカーの量が減りますよね)
・ステージを動き回ってもどこでも同じ整った音が聴ける!
・レコーディングに近い感覚で演奏できる

イヤモニの注意点

①モニタースピーカーとかなり違いがある

レコーディングに慣れている人は、ヘッドホンやイヤホンを付けて演奏することに慣れています
なので、イヤモニを使っても違和感がないことが多いですが・・・
ライブの空気感が欲しいという人にはイヤモニを付けて演奏するのは違和感があるようです
イヤモニで自分の声を聴いたり、レコーディングで自分の声を聴くと、自分の思ってたよりドライな感じ(味がない感じ・・・)で違和感があります

②バンドのアレンジがきっちり完成していないとキツイ

ジャム、ジャズ、セッションなどでは、即興で演奏しますが・・・
個人的に「即興演奏」には、イヤモニはあまり適していないと思います
イヤモニは、モニタースピーカーよりも音量の変化に対してとても敏感です!
なので、ギターやキーボードの音量を上げた時に、音量を上げた人のイヤモニでは、「大きくなってちょうど良い」と思っていても、他の人のイヤモニでは「大きすぎ!!うるさい!!」と感じることがあります
どの曲でどこのパートは、これくらいの音量で演奏するということを打ち合わせしておくべきです(まぁイヤモニ使わなくても、必要ですが・・・)

③イヤホンについて

「iPhoneの付属のやつでいいですか?」という質問があります
答えは「いちおう、出来ますが・・・」となります
iPhoneのイヤホンでも音はなりますよ!
でも、密閉度の高いイヤホンじゃないとあまり意味がないかもしれません・・・
イヤモニ用、ミュージシャン用のイヤホンは、密閉度が高く、周りの音が聞こえないように設計されています

たまにイヤモニ用のイヤホンのレビューに
「電車の音とか聞こえなくて危なくて、−1です」って見かけますが・・・

 そういう設計ですから!!

カスタムIEMとか流行ってますけど、街中で付ける用じゃないですよ!

密閉度が高くないと、周りの音が入ってきて、結局音量を上げないと聞こえないので、耳の負担が高いです(これ、難聴になる危険性あり!)

オススメのイヤモニ


・Shure のイヤモニ

SE◯◯◯という型番ですが、◯◯◯の数字が大きいほど高いです!
初めての方には、SE215がおすすめです!


SHURE ( シュアー ) / SE215-CL-A

 
クリアタイプのSHUREのイヤホンは、時間が経つと緑色に変色していきます・・・

 

・カスタムイヤモニ

カスタムイヤモニは、耳の型を取って、『自分だけの専用イヤホン』のことです!
ミュージシャンが使っているのは、ほとんどこのタイプですね!
私が使っているのは、↓です

カスタムIEMなら ↓ がオススメ!

 www.e-earphone.jp 
カスタムインイヤーモニター(イヤモニ)一覧【e☆イヤホン】
http://www.e-earphone.jp/custom-ear-monitor





 

どうやったらイヤモニを使えるの?

まず二種類あります!

①有線でイヤモニ

②ワイヤレスイヤモニ

 

①有線でイヤモニするために必要なのは?

ヘッドホンアンプだけ(基本)

ライブなどでイヤモニをよくドラマーとかキーボードの奏者がしていますが、だいたいヘッドホンアンプとイヤホンさえあればいけます!
あとは、PAさん(サウンドエンジニア)に相談すればオッケーです!

もしくは、『ミキサー』を持ち込んで、手元の外部入力(オケとかメトロノームなど)などをミックスすることも可能です!

 

②ワイヤレスイヤモニで必要なものは?

基本、音響会社がワイヤレスイヤモニシステムを準備しますが・・・
そんな大きいステージをするバンドじゃない限り、専属のエンジニアさんもいないわけで・・・
難しいです!(プロ用のA帯ワイヤレスイヤモニシステム、ものすごく高いんですよ!)

 

そこで、アマチュアでも使えるB帯のワイヤレスイヤモニシステムがあります!

『Shure / PSM300』です!!

↓ 製品紹介のムービー

SHURE ( シュアー ) / PSM300

これはすごい手軽!!

なんと、ステレオで聴ける!!
LRの音の振り分けができちゃう!
キーボードの広がり方が全然違いますし、サイドボーカルは右耳だけにしたりもできます!
まぁすごい!
 
ライブハウスのエンジニアさんに相談して、これを持ち込めば『夢のイヤモニがあなたにも!
(たまに、エンジニアさんに嫌がられることもあるので、慎重にいきましょう!笑)
 

PSM300のレビュー


SHURE ( シュアー ) / PSM300

実物は ↓ の感じ

〈感想〉

音質は結構クリアな感じ
やっぱりモニターがステレオだと気持ち良い!!
レコーディングの感じで演奏できる(ちょっと冷静になるかも!?笑)

問題点としては、筐体がちょっとプラで安っぽいかも?
(プロ用と比べるとですが・・・)
あと、入力をXLRにしてほしかった・・・
エンジニアさんが気をつけないといけないのは、国内用モデルだとアンテナが外れないという点!!
どうやったら、ラック入れれるのか・・・
 
ミュージシャン向けには最高だと思います!
ただワイヤレスなので、混線には気をつけたほうが良いです!
値段についてですが、高い!と感じた方もおられると思いますが、モニタースピーカー1台の値段にしては安い方だと思います。

ちゃんと演奏するためには、良いモニターを用意することは大切ということを忘れずに!

最後に、『Bluetoothのイヤホンはイヤモニに使えません!』
(Bluetoothの通信規格では必ずズレが生じるので、イヤモニには使えないです)

 




 
SHURE ( シュアー ) / PSM300

イヤモニ(IEM)って?PSM300レビュー【ミュージシャンも必見!!】

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Shinki Takahira

サウンドクリエイター&エンジニア
【Works】 レコーディング / PA・SR / オケ制作 / 作曲 / アレンジ / ギター、ドラム、DTMレッスン

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