モニターヘッドホンって?
ヘッドホンには、『リスニング用』と『モニター用』があります
たまに、高いヘッドホンは、『モニター用』という人がいますが・・・
違います!
両方とも高いやつは、高いですよ!
では、何が違うのか?
用途が違います!
リスニング用は、【音楽鑑賞用】
=心地よい聴こえ方を追求している
モニター用は、【業務用】
=フラットな特性で、音をチェックするために設計されている
リスニング用ヘッドホンは、ある意味『エフェクター』が入ったヘッドホンのようなものだと考えても良いかもしれません
フラットな音は長時間聴くのに心地よくなかったりするので、音色作りをしているわけです
ミュージシャンは、自分の楽器の音作りをされますよね?
何のヘッドホン、スピーカーで『聴いて』音作りをするのか大事です!
例えば、
家のスピーカー、ヘッドホンでは良い音が鳴ってたのに・・・
→ライブ、レコーディングで鳴らすと音が悪い。バランスがおかしい。
=それは、練習の環境でフラットな音を聴いていないことが原因として大きい!!
レコーディングエンジニアはできるだけフラットな音が聴けるようにします。
レコーディングの編集では、『モニタースピーカー』を使いますが・・・
家で『モニタースピーカー』を鳴らすのは、ほぼ不可能!?
・反響が大丈夫なのか
・大きな音量を出しても大丈夫なのか
DTM/DAWをやる人にも『モニタースピーカー』をオススメしたいところですが、
自宅では難しいかもしれないですし、『モニターヘッドホン』は必ず持っておいて損はないですし、絶対に必要なので持っておくべきでしょう!
ミュージシャンに、DTM/DAWやる人、音楽をされる全ての人に
おすすめのモニターヘッドホンBEST5を紹介していきます!
5位 audio technica ( オーディオテクニカ ) / ATH-M50x
audio technica ( オーディオテクニカ ) / ATH-M50x
オーテク(オーディオテクニカって長いので、こう言われてます)といえば、個人的には『テレビ局』のイメージがあります
それくらい信頼性の高いメーカーだということですね!
これは、コンパクトになっちゃったり、コードが三種類付いてきたり、、、なんかお得な感じ!(笑
音は、『音場が広い感じ』『特に低音の伸びがある感じ』
デジタル音に向いているという評価も聞いたこともあります
モニターヘッドホンは、音が薄く直接的に鳴ってくる感じがしますが、オーテクは、音が広い感じがします
すごくいい感じですが、個人的には『ちょっとリスニング用』に近い感じもします
4位 AKG ( アーカーゲー ) / K271MKII
AKG ( アーカーゲー ) / K271MKII
AKGは、オーストリア、ウィーンで設立された会社です
なので、『クラシック』に定評があります
今回は『密閉型』のヘッドホンを比較したので、このモデルにしましたが、他にも『セミオープン』のヘッドホンも有名です!
まずつけ心地が、耳を優しく包んでくれる感じでとても良いです!
AKGのマイクにも同じ傾向がありますが、AKGは『高音に独特な特徴』があります
これが好みの分かれるところだと思いますが、生楽器には相性が良いと感じます
こちらは、オーテクと比べると、真逆な印象で『薄味な音』『全体を見渡せる感じ』です
特に生楽器を編集するときに良さそうです!
3位 SHURE ( シュアー ) / SRH840
『さすがSHURE』という感じのモニターヘッドホンです!
現代的なもの〜クラシック音楽まで聴いていて、気持ち良く、なおかつモニタリングしやすい
一瞬、派手な音に聴こえて、でもリバーブの響きまで聴こえてくる感じです
どちらかというと、現代音楽向きな感じもします
難点は、重いということですかね(泣
長時間はきついかも・・・
でも、すごく聴きやすいバランスのとれた音はすごいです!
特にミュージシャンにオススメというヘッドホンです!
2位 beyerdynamic ( ベイヤーダイナミック ) / DT770 PRO
beyerdynamic ( ベイヤーダイナミック ) / DT770PRO
こちらは、ドイツのメーカーです!
やっぱり、ドイツ=職人というイメージがあります
音楽機材でもドイツ製というのは、とても好評なものが多いです!
こちらの特徴は、良い意味で『古臭い音』がします
低音の伸びがよく、音場が広い感じです
あまり日本では評価されていないように気もしますが、私は『2台目のヘッドホンにおすすめします!』
2台目という意味は、
オールマイティかと言われると違うし
最近、流行りな音でもない
でも、『これじゃないと鳴らない音』があるんですよね!
ギターのボディの鳴り、ドラムの胴鳴り、歌の息遣い・・・など 中音域が暖かいです。
ブルース、ジャズ、アコースティックな音楽には、最高です!
デジタル音楽が主流な時代に、古き良き音楽の感じを思い起こさせてくれるヘッドホンだと思います!
ミュージシャン、クリエイターの音作りにもインスピレーションを与えてくれるかもしれません
↓ のモデルの方がモニターヘッドホンの音がするかもしれません。
アビーロードスタジオにも導入されているとか!?
beyerdynamic ( ベイヤーダイナミック ) / DT250
1位 SONY ( ソニー ) / MDR-CD900ST
やっぱり、1位はこれです!
『良い音かどうか』ということも大切ですが、『みんなが何で聴いて基準にしているのか』ということも大切です
なので、ミュージシャンもエンジニアも『これは1台持って、基準にした方が良い』と思います
日本のスタジオに置いてないところはないし、持っていないプロはいないのでは!?
「日本で一番使用されています」(海外では、また違うんですよ!)
音も良いのは当たり前ですが、『修理やメンテナンスがしやすい』というのもポイントでしょうね!
肝心は音については、『脳みそに直接鳴ってくるような感じ!』です(笑
あら探しには、最適ですが、長時間聴くのはきついかもしれません
ですが、フラットという意味では良いと思います。音場はいい感じに狭いです
beyerとはまったく違うキャラクターでしょうね!
デジタル音でも生楽器でもすべて対応できる印象です
あと、軽いので付け心地も良いです!
個人的には、『低音のモニタリングのしにくさ』や『大音量の外音が入りやすい』が短所だと思います
レコーディングにおいては、「アタック感」を感じられるので、合わせて演奏しやすくて良いと思います!
1台持っておいて損はないモニターヘッドホンです!
実は、↓ も人気あります!特に海外ではMDR-CD900STより人気があります!
音は低音がより豊かになった感じです!
値段は、こちらの方安い!(うれしいですよね!
実は、まだまだオススメのヘッドホンはあります!
定番のゼンハイザーも紹介できなかったですし、Blueのヘッドホンも良いです!
またの機会に紹介させてください!
あと、大切なことですが、
『音を聴いてみて購入してください!』
こちらで紹介したものを、楽器屋もしくは電気屋で試聴してみてくださいね
『何にヘッドホンを挿して聴くのか』
リスニング用であれば、iPhoneとかかもしれません。
もしくは、音にこだわりのある人はヘッドホンアンプかもしれません。
レコーディングするなら、インターフェイスは何を使っているのか?ということの影響が大きいです。
『相性がある』ということです。
iPhoneに挿して聴いたら良い音なのに・・・
インターフェイスに挿すと、バランスが悪い・・・ということもありえます!
昔、SONYのMDR-CD900STをお金を貯めて買って、期待して、安いインターフェイスに挿して聴くと・・・
『カスッカスッ!!な音』
『このヘッドホン、使い物にならない』 と思いました
でも、今考えると、『インターフェイスが悪かった』ですし、今はSONYのMDR-CD900ST良い感じに鳴ってます!
インターフェイスのヘッドホンアンプとの相性もあるので、レコーディング関係の専門店であれば、
自分の使っている環境に近い状態で、ヘッドホンを試聴してみると良いです!
みなさんもいろんなヘッドホンを試してみてください!
〈今回紹介したモニターヘッドホン〉
audio technica ( オーディオテクニカ ) / ATH-M50x
beyerdynamic ( ベイヤーダイナミック ) / DT770PRO
beyerdynamic ( ベイヤーダイナミック ) / DT250
Shinki Takahira
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